野生ダイズで新規の耐塩性に関わる遺伝子を同定

2014/7/8

研究開発

~耐塩性を持つダイズ品種の開発に道~

 公益財団法人かずさDNA 研究所は、香港中文大学、BGI、中国農業科学院、香港 大学と共同で、野生ダイズ(ツルマメ)の全ゲノム塩基配列解析を行い、新規 の耐塩性に関わる遺伝子を同定しました。

ダイズは、中国東北部からシベリアが原産で、日本にも自生しているツルマメ が6 千年前から9 千年前に中国で栽培化されたものと考えられています。

今回、ツルマメの全ゲノム塩基配列を解析し、新規の耐塩性に関わる遺伝子を みつけました。この遺伝子は栽培化によって、現在栽培されているダイズでは 失われていると考えられます。

ツルマメはダイズと交雑可能であり、これまでにも品種改良に利用されたこと がありますが、不良形質の除去などに時間がかかり実用的ではありませんでし た。今回の解析結果を利用することで、耐塩性を持つ新品種育成に大きな貢献 をすることが期待されます。

解読の結果は、Nature communications 誌で2014 年7 月9 日18 時にオンライン で公開されます。