第三世代シークエンサーの高品質データ取得機関に認定されました

2018/7/13

研究開発

 かずさDNA研究所はこの6月に、PacBio Sequel®を用いた解析で高品質データを所得できる機関として、開発元のパシフィック・バイオサイエンス社から国内第一号の認証サービスプロバイダーの認定を受けました。

 PacBio Sequel®は、DNAの片方の鎖から塩基配列を読み取ることができるシークエンサーで、一分子シークエンサーもしくは第三世代シークエンサーとも呼ばれています。PacBio Sequel®は、連続した8万塩基以上の塩基配列を読み取ることができ、世界的にもヒマワリやコアラ、ウーパールーパーなど複雑なゲノムを持つ生物種のゲノム解読に多く用いられています。

 

 かずさDNA研究所では、昨年10月よりPacBio Sequel®を導入し、解析を行ってきました。高性能なシークエンサーから品質の良いデータを得るためには、前処理が重要になります。一分子シークエンサーでは、これまで必要であったサンプルDNAの増幅は行わなくて済みますが、その代わりに質の良いDNAが多く必要になります。弊所では、これまで行ってきたDNA配列解析で培われたノウハウを活かして厳密なサンプル調整などを行い、高品質なデータ取得を可能にしました。

 

 かずさDNA研究所では、PacBio Sequel®を用いた解析の受託を行っております。

http://www.kazusa.or.jp/service-analysis/

 

お問い合わせはこちらまで。

http://www.kazusa.or.jp/kdri/contact.html

 

なお、トミーデジタルバイオロジー社のHPに受託機関として紹介されています。

http://www.digital-biology.co.jp/allianced/products/pacbio/

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