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;マススペクトル
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:質量分析装置から得られる、化合物イオンの質量電荷比(m/z)とその強度の測定データのこと。
  
 
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;スキャンポイント
 
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:質量分析装置は、一定の時間間隔でマススペクトルを連続的に測定します。たとえばFT-ICR-MSでは、クロマトグラフィーでの溶出時間(~1時間)の間、1秒間に1回ずつ程度の速度で精密質量を測定しつづけます。このときの一回のマススペクトルの測定点を、スキャンポイントと呼びます。
 
:質量分析装置は、一定の時間間隔でマススペクトルを連続的に測定します。たとえばFT-ICR-MSでは、クロマトグラフィーでの溶出時間(~1時間)の間、1秒間に1回ずつ程度の速度で精密質量を測定しつづけます。このときの一回のマススペクトルの測定点を、スキャンポイントと呼びます。
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;FullMS フルマス
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:質量分析装置が設定した質量範囲(例えば、m/z 200~1500)の全てを測定するスキャンモードで取得したマススペクトルをフルマスと呼びます。また、
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;MS/MS, MS2 マスマス
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:フルマススキャンの後、特定の質量のイオンにエネルギーを加えてイオンを開裂させ、生成した分解物のm/zをスキャンした時のマススペクトルを指します。エネルギーを加えられたイオンを「親イオン」、「前駆体イオン」、「プレカーサ-イオン」などと呼び、分解物のイオンを「娘イオン」、「生成物イオン」、「プロダクトイオン」などと呼びます。

2013年1月16日 (水) 06:10時点における版

用語解説



PowerFT

Home Directory (ホームディレクトリ)
入力フォーマットとなるテキストデータを配置したフォルダを指します。

共通

マススペクトル
質量分析装置から得られる、化合物イオンの質量電荷比(m/z)とその強度の測定データのこと。

スキャンポイント
質量分析装置は、一定の時間間隔でマススペクトルを連続的に測定します。たとえばFT-ICR-MSでは、クロマトグラフィーでの溶出時間(~1時間)の間、1秒間に1回ずつ程度の速度で精密質量を測定しつづけます。このときの一回のマススペクトルの測定点を、スキャンポイントと呼びます。

FullMS フルマス
質量分析装置が設定した質量範囲(例えば、m/z 200~1500)の全てを測定するスキャンモードで取得したマススペクトルをフルマスと呼びます。また、

MS/MS, MS2 マスマス
フルマススキャンの後、特定の質量のイオンにエネルギーを加えてイオンを開裂させ、生成した分解物のm/zをスキャンした時のマススペクトルを指します。エネルギーを加えられたイオンを「親イオン」、「前駆体イオン」、「プレカーサ-イオン」などと呼び、分解物のイオンを「娘イオン」、「生成物イオン」、「プロダクトイオン」などと呼びます。
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