Manual PowerGet

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PowerFTで抽出した複数ランのデータをアラインメントし、化合物のアノテーションをつけ、多変量解析のためのデータマトリックスを出力するためのモジュールです。
 
PowerFTで抽出した複数ランのデータをアラインメントし、化合物のアノテーションをつけ、多変量解析のためのデータマトリックスを出力するためのモジュールです。
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== 共通機能 ==
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PowerFTとPowerMatchで呼び出され、共通のインターフェースで使用するツールがいくつかあります。
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=== MFSearcher ===
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精密質量から組成式を高速演算し、同時に各種化合物データベースへ高速に検索するツールです。メイン画面のToolメニューから単体でも呼び出せますが、PowerFTやPowerMatchと連携することで、全てのピークグループやアラインメントに対してバッチ処理で検索をかけることが可能です。
  
 
== [[Manual_PowerGet_Glossary|用語解説]] ==
 
== [[Manual_PowerGet_Glossary|用語解説]] ==

2013年1月18日 (金) 08:37時点における最新版

PowerGet マニュアル

目次

はじめに

PowerGetは、高速液体クロマトグラフィー(LC)-フーリエ変換能質量分析(FT-ICR-MS)やLC-Orbitrapといった、クロマトグラフィー-精密質量分析のデータを処理するためのソフトウェアです。分析データ内に含まれる全ピークを検出し、特徴付けを行い、複数の分析結果でアラインメントをしながら、代謝産物の推定(アノテーション)を効率よく行うことを目的に開発されました。

このソフトウェアは2つの大きなモジュールから構成されています。1分析データからピークの検出を行うPowerFTモジュールと、複数のPowerFTデータをアラインメントするPowerMatchモジュールです。

以下のような特徴的な機能があります。

  • イオン化状態を自動判定し、適切な分子質量でデータベース検索が行える。
  • 高速な組成式推定・データベース検索が行える。
  • アラインメントの結果を編集することができる。


インストールと起動

PowerGetはJavaで開発されたツールです。動作にはJavaの実行環境(1.6以上)がインストールされたWindows PCが必要です。ここではPowerGetのセットアップについて解説します。

PowerFT

1ランの分析データから全ピークを抽出し特徴付けを行うモジュールです。

PowerMatch

PowerFTで抽出した複数ランのデータをアラインメントし、化合物のアノテーションをつけ、多変量解析のためのデータマトリックスを出力するためのモジュールです。

共通機能

PowerFTとPowerMatchで呼び出され、共通のインターフェースで使用するツールがいくつかあります。

MFSearcher

精密質量から組成式を高速演算し、同時に各種化合物データベースへ高速に検索するツールです。メイン画面のToolメニューから単体でも呼び出せますが、PowerFTやPowerMatchと連携することで、全てのピークグループやアラインメントに対してバッチ処理で検索をかけることが可能です。

用語解説

トラブルシューティング

既知の不具合やその対処法など。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ツールボックス