Manual PowerGet PowerMatch PeakAlignment

提供:KOMICS WIKI
2013年4月19日 (金) 03:12時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

ピークのアラインメント

目次


複数のサンプル間で、同じ化合物に由来すると考えられるピークを対応づけることを、ここでは「ピークのアラインメントをする」と呼んでいます。

同一の化合物かどうかの判断は、クロマトグラフィーの保持時間、検出されたm/z値、MS/MSが取られているピークの場合はMS/MSフラグメントパターンの類似性を考慮して行われます。したがってアラインメントをする複数のサンプルは、溶出時間を比較可能な同一のクロマトグラフィー条件で分析されていることが前提となっています。

PowerMatchのアラインメント機能には次のような特徴があります。

  1. MS/MSの類似性を考慮する
  2. PowerFTでイオン化状態を推定しているため、m/zではなく元の分子の分子量で比較することが可能。このため、ポジティブモードとネガティブモードのデータを一緒にアラインメントすることも可能です。

アラインメント条件の設定

PowerMatchを起動しホームディレクトリを選択した後、サンプルセットが作成されているものとします。サンプルセットが作成されていない場合は、前項を参照して作成してください


メイン画面のAnalysisメニューから、Alignment Settings...を選択すると、Alignment Settingsウィンドウが開きます。ここでパラメーターを設定した後、OKボタンを押してください。

アラインメントパラメーター

溶出時間の許容範囲

Alignment Conditions: 欄の「R.T. margin」に、数値(単位は分)を入力します。比較する二つのピークの溶出時間が設定値を超えた場合は、同一化合物と見なされません。

質量値の許容範囲

Alignment Conditions: 欄の「m/z margin」に、数値を入力し、その単位を「ppm」または「m/z」から選択します。比較するふたつのピークの質量値が設定値を超えた場合は、同一の化合物とみなされません。

比較する質量値は「Mass Compare Mode」で以下から選択します。

by Actual Mass
推定された付加イオンを除去した分子の分子量
by Detected Mass
検出されたm/z
by Both
上記二つともが一致していなければ、同一化合物とはみなさない


Enable MS/MS comparison

チェックを入れると、MS/MSが取られているピーク同士はMS/MSの類似性を考慮した比較が行われます。この比較は、サンプルセット作成時に「MS/MS Group Index」に同一の値を入力したサンプル間だけで行われます。

MS/MS類似性の評価

検出されたMS/MSフラグメントのうち、比較に用いるフラグメント


MS/MS類似性の評価

MS/MS matching: で設定します。

PowerMatchでは、MS/MSフラグメントパターン

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ツールボックス